有意義な講演会、無駄な講演会

今までにどんな講演会に出た事がありますか?
その講演会の後であなたに何か残りましたか?
講演者の言葉を覚えていますか?

◎有意義な講演会の特徴

講演者が話す間中、楽しかったり笑ったり泣いたり
怒りを感じたり始終、感情が突き動かされ、生きている感じがした。

講演会のメリットはこのライブ感にあるのです。
家でトークビデオを見るのとは違って講演者のリアルな声を聞いて
リアルな感情を抱く、共感して気持ちを揺さぶられる、そんな
生の体験が講演会の醍醐味と言えます。

その講演会に行く事で今までとは異なるバイタリティーを得る事ができて
次なる行動力となった、人生が変わった。良い講演会にはそれくらいの大きな影響力があります。

 

◎つまらない講演会と無駄足

今までにこんな経験をしたことはありませんか?

あるタレントのファンで遠路はるばる東京まで足を運んだのに
つまらなかった、疲れただけだった…何も得るものがなかった。

講演会だけでなくその講演者まで嫌いになってしまう事もありますよね。

それくらい、人にとって心に響かない、つまらない話を聞かされるというのは
疲れる事なのです。

どこがポイントなのかわからないのっぺりとした平坦な話を
ただ聞かされて貴重な時間をつぶして帰ってきた、というのでは残らないどころか
人生の無駄になっていまいます。

 

◎講師の話し方と会場のエネルギー状態

有用な情報を流れ良く順序立てて時に笑いを誘いながら

声の大きさから話し方、トーンや抑揚、テンションの上げ下げなど
話し手の話術、トークのテクニックは講演会の成功の鍵を握る非常に重要な要素となってきます。

聞く側のモチベーションにつながるような情報を提示すると共に勇気づける。
それには講演者のエネルギーが大事です。

講演会を終えたときに会場が躍動感や熱い気持ちに包まれて
エネルギー状態が上がっている、成功する講演会にはそれがあります。

それは聴衆者にその場の元気を与えるだけでなく
会場を去ったあとも、その後の生活の原動力となり人生に対する考え方を
示唆する影響力となります。

この影響力と会場のエネルギー状態がその講演会が成功なのか失敗なのかを
分けるポイントになります。

講演を開く側にとっても
聞く側にとっても有益な時間となる、それが成功と言える講演会の特徴です。
良い講演会は人生を豊かにして、悪い講演会は人生を無駄にします。

人はなぜ講演するのか、なぜ講演を聞くのか

◎人々は何故講演会に行くのか

人は何故、誰かの講演を聞きたいと思うのでしょうか?

人が講演会に求めるものは何でしょうか?

現在、東京だけでも様々な講演会が催されていて
講師もタレント、お笑い芸人、キャスター、大学講師や医者、また各種専門家と多岐にわたる
分野の人が講演者として活躍しています。

また内容も様々で

教育、文化や教養、食や健康、ライフスタイル、
また福祉やボランティア、経済、美容…あらゆる分野の講演会が開催されています。
つまりそれだけ誰かの参考になる意見やお話しの需要があるわけです。

誰かが誰かのアドバイスを聞きたいと願う気持ちは
現代は、あらゆる状況においてあふれる選択肢の中から決断しなければならない
状況に立たされる事が多々あります。

たくさんの人との関わりの中で迷ったら、誰かにアドバイスを受けたいというのは
現代人の素直な願望の現れなのではないでしょうか。

何でもありな現代の社会状況において講演会というお話しを聞く場は誰かの
助けとなり判断基準ともなりえます。
もちろんタレントなど、誰かのファンであったら、ただその人の話を聞けるだけで例え内容が
どんな物であっても足を運びたいと考える人もいるでしょう。

けれどテーマや話の内容は大切です。

子育てであったり、介護であったり真剣に悩んでいるときに
テレビでおなじみの人、信頼している人がその事について親身に語ってくれるのであれば、勇気づけられる事でしょう。

困ったとき、共感したいとき、自信が欲しいとき、人は講演会に足を運びます。

 

◎人はなぜ講演会を開催するのか

それでは人はなぜ講演会を開催するのでしょうか?

講演会では最初に主催者が挨拶をするものです。
そこで今回の講演会を開催した目的や講演者の経歴や何故その人を招いたのか
など含め来てくれた人に感謝ともてなしの心を伝えます。

主催者には講演者以上の明確な開催目的や確固たる開催理念を抱えている事が求められます。
こんな伝えたい事がありそれについて語ってくれる信頼できる人がいて聞きたいと思ってくれる
人にこの場を借りて感謝と有用な情報を提供します。

そんな願いに似た思いを抱いて人は講演会を開催するのかもしれません。

例えば「介護についてより多くの人にその現状を知ってほしい」と願ったとき
介護の専門家に語ってもらう事で説得力のある話で介護をより身近に感じてもらったり実際介護に苦しんでいる人を勇気づける事が
できればと望んで開催に至るのでしょう。

つまり誰か、困難な状況にある人たちの立場にたってより多くの人にその立場を
わかってほしい、共感してほしいという思いが開催するにあたって大きいのでしょう。

 

◎人は何故講演するのか

講演者たちはなぜ講演するのでしょうか?

人には自然に表現したいという欲求が備わっていて、
子どもも大人も自分の話を聞いてほしいと願っていると言います。

誰かに自分の話を聞いてほしいというのは本能なのです。

それでは講演会とおしゃべりの違いは何でしょうか?

それはそのお話が聞く人にとって有意義な内容であるかどうか、その人の時間を無駄に
しないものであるのか、聞いた人のこれからの人生の利益や指針になるかどうかという点です。

そりゃ友人であってもどんなおしゃべりにも得るものはあると言えばありますよね。
それは自分も「うん」とか「そっか」とか相槌をうったり所々意見をはさむというのが
前提です。

講演会は違います。

話す人、講演者はある信念や理念や徹底した見解、筋の通った明確な意見を持って講演するのです。
ですから自分の好きな事を自由に話して良いのかというとそれは違います。

聞きにきてくれた人たち、聴衆者は何を求めて自分の話を聞きに来てくれたのか
話の内容は最初から最後までその事を意識し念頭に置いたものでなければいけません。

自分が何のテーマについて語るべき事を持っているのか、
どんなテーマで語る事を求められ講演台にたつのか常に対峙しながら、
聴衆者にとって有用な情報を論理的に、明解に、時にウィットを加えて
伝えきる事を目指さなければなりません。

それを目的に伝えたい事があり、その情報を聞く人に自分の話が
必ず利益をもたらすものである事の確信がある人、そう期待される人が講演者となったり
講演会に呼ばれたりして講演会は開催されるのです。

講演会の需要と供給そのバランスに潜むのは
誰かと共感したい、現状を打破したい、変わりたいという
開く側、話す側と、聞く側に共通した思いです。